アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

石原都知事が進める新宿歌舞伎町浄化作戦ーー新宿区から指摘され、JR東日本も協力

 2期目の公約に「首都の治安強化」を掲げた石原慎太郎知事の下、2003年から急速に新宿・歌舞伎町の浄化作戦が展開されている。 2005年4月からは「東京都迷惑条例」が強化され、全国で初めて、店への呼び込みを一切禁止した(50万円以下の罰金)。この実施が全国へ波及し、今年5月からの改正風営法で同様の禁止事項が盛り込まれた(100万円以下の罰金)。 並行して、ビデオカメラ設置、不法滞在・資格外活動の外国人逮捕・強制送還、違法カジノ店、わいせつビデオ店、性風俗店の摘発を進めるなどした結果、歌舞伎町には空き店舗が目立つようになっている。 約500M四方のこの街には約3000店の風俗関係店がひしめいていたが、すでに1割近い店が廃業に追い込まれているとも。そして、その空き物件に普通のオフィスを入居させるべく、今年5月から新宿区は月1回、空き物件を紹介する「事務所探しツアー」を実施している。 こうしたなか、「以前から噂は出ていたが、石原知事は本気で歌舞伎町に公営カジノをオープンさせ、周りには金持ち用のホテルを建設する気だ。そうすれば、収支がガラス張りになり税収が増える」と断言する事情通も。 こうした動きのなか、この7月、象徴的な出来事があった。 JR新宿駅から歌舞伎町に向かう駅前にあった大看板(24パネル分)がすべて撤去されたのだ。 この大看板は東証1部「東日本旅客鉄道」(JR東日本)の持ち物。  JR東日本に問い合わせると、こんな答えが返って来た。 「数年前から区役所の方から、“ホストクラブ”などの看板は気持ち悪いので何とかならないかと苦情が来ている”、“浄化作戦に便乗して撤去してくれないか”と要請があったものですから」 ーーその手の看板は数枚だけだから、それだけ除けばいいのではないか。 「“新宿駅周辺から環境を変えたい”、“(普通の)映画の看板も”と……。当社も浄化作戦には賛成ですので」 ーー民間会社でしょう。あの看板の広告収入は巨額のはず。本当に賛成なら、なぜ、指摘された時にすぐ撤去しなかったのか。 「広告主との契約期間などの問題があり、いままで全部撤去するのにかかってしまったんです」 どうも、説明の辻褄が合わない。 なぜ、一般映画の看板が風紀を乱すのか? これでは、営業妨害ではないのか? それに、そんな理由で撤去とあっては、完全民営化されているいま、JR東日本は株主代表訴訟を起こされたら負けるのではないか。…

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