アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

アーティストハウス株を高値販売するブローカーにご注意

 かなりまとまった数の、マザーズ上場の情報・通信関連企業「アーティストハウスホールディングス」(本社・東京都渋谷区)の株を買わないかと、声をかけて回っている株式ブローカーがいる。 アーティストハウスは8月1日、第3者割当増資を行うと発表。資本金が約49億円であることを考えると(同日、総額10億円の転換社債発行のお知らせも)、基本的に株価は下がって当然だ。 だが、株価は上がり続け、8月1日始値3万7850円だったのが昨日(8月9日)には高値で5万7200円と、わずか6営業日で1・5倍以上になった。 実は同社株を持ち歩いているブローカーは、8月1日に発表された第3者割当増資株の権利を持ち歩いているのだ。 発行価格は2万8200円(転換社債の転換価格も同)とひじょうに有利な価格。 そこで、例えば時価が5万円の時に4万円で売る。すると、1株で1万円以上の差益を得れる。買う方もそれでも時価より得だから、つい手を出してしまうというわけだ。 だが、絶対に止めてもらいたい。 ほどなく時価は下がり、損をする可能性大だからだ。 もちろん、この第3者割当増資株は譲渡制限があり、2年以内に譲渡するためには、その内容をアーティストハウスに報告しなければならない。 だが、今回の引き受け先のなかには、匿名性の高い複数の投資事業組合もあり、そんなことはおかまいなしのようだ。 それに、そもそもアーティストハウス自体、『週刊東洋経済』も今年2月4日号、「ライブドア 徹底解明ーー『にわか投資会社』続出の“怪”ーー増資や新株予約権使い 関係会社間で資金環流か」なる特集を行い、そのなかでアーティストハウスもにわか投資会社の“関係会社”の1社であると疑問を呈している。 本紙でも既報の「ジェイ・ブリッジ」同様、生業から撤退し、突如、投資会社に変身した企業として「アポロ・インベストメント」(大証2部)がある。 アーティストハウスはその前身のエルメと業務提携し、また、アポロがアーティストハウスの増資引受を検討したこともあった。さらに、「カーチス(旧・ライブドアオート)」の役員に就いていたこともある平山達大氏(公認会計士)はアポロ会長にして、アーティストハウスの取締役相談役を兼務といったことは周知の事実だ。…

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