アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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水谷建設事件(北朝鮮ルート)のキーマン=「前田建設工業」代表が裏書きした額面1億円約束手形の闇(下)

2回に渡って、東証1部「前田建設工業」代表取締役(当時)に振り出された額面1億円の手形に関する疑惑について報じて来た。
すると、読者からの情報により、まったく同じ件で、すでに月刊経済雑誌『財界展望』の昨年11月号(10月1日発売)に掲載されている(筆者・真藤聖氏)事実を知った(写真はその記事)。
同記事によれば、問題の手形を割り引いたY氏は当時、警視庁に告訴したという。だが、受理されておらず(告訴状提出日は昨年6月27日)、その理由として前田建設から「“見えざる力”がかかったと思わざるを得ない」と記している。さらに、「同社(前田建設)の顧問弁護団は、ヤメ検といわれる元検事、それも大物ばかりが顔を揃えている。Z氏(Y氏)が感じる“見えざる力”というのはそのあたりから発生しているようなのである」とも。
また、同誌の取材に対し、峯本代表取締役は一緒に今回告訴された他の2人と面識があることは認めたものの、裏書きは誰かが書いたものであり、裏書きの印鑑は三文判(ただし、実印を被告訴人の一人Y氏に預けていたことがあるとは認める)と語り、自分も被害者だと主張している。
一方、前田建設も「手形を買い戻すとことは一切ないし、言ったこともない」と主張。
だが、本紙はその主張をひっくり返すような重要な物証を得ている。
また、今回、新たに告訴人が持ち込んだ当局は、水谷建設を捜査している東京地検のようだから興味深い。
さて、その物証とは録音テープ。途中で疑問を感じた告訴人は常時、会話を録音していた。その一つ、告訴人と峯本代表の会話(昨年4月22日)は以下の通り。

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