アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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水谷建設事件(北朝鮮ルート)のキーマン=「前田建設工業」代表が裏書きした額面1億円約束手形の闇(中)

 前回記事において、東証1部の「前田建設工業」の代表取締役(当時)宛、裏書きなどした1億円の約束手形が出回り、それを割り引いた業者との間でトラブルになっている事実、こんな手形が出回ったのは北朝鮮利権に食い込むための裏金づくりのためではなかったのか、との問題提起を行った。 そして本紙は、この手形を割り引いた業者が、前田建設の代表取締役・峯本守氏等を相手取り、つい最近、詐欺容疑で当局に告訴したとの事実を掴んだ。 関係者の証言などによれば、告訴したのは山口県内の会社役員Y氏。 被告訴人は峯本氏だけでなく、問題の手形の裏書きを行っていた千葉県の会社役員Y氏、それに鹿児島県の会社役員K氏も含まれている模様だ。 (写真左・前田建設本社に家宅捜索に入る東京地検職員。右・問題の手形の裏書きに代表の署名、捺印が……) この3名は共謀の上、昨年4月8日、前田建設工業本社役員室で、告訴人に対し、被告訴人Y氏の会社は前田建設から12億円の工事を受注しており、近くその資金が支払われるので、そうなったらその資金のなかから前田建設が問題の手形を1億円で買い戻すとして、告訴人に対し、繋ぎ資金として5000万円で一時的に買い取って欲しいと要求、また、問題の手形を振り出した岐阜県のS社は前田建設の孫請け会社だと虚偽の主張をし、すでに手形は除権判決が出ていることを知りながら告訴人を誤信させて欺き、計4700万円を詐取したという。 その際、現金を受け取ったのがもう一人の被告訴人K氏とのことだ。 ここでさらに興味深いのは、このK氏はアングラ世界の人間といってよく、現在、丸石自転車事件で罪に問われ、服役中である事実。武富士恐喝未遂事件の際も、内部資料を持ち出した元幹部社員に融資していた関係(手形)で警視庁の取り調べを受けている。前科も多数ある模様だ。 また、そもそも問題の手形をK氏が告訴人に持ち込み、告訴人としては彼の言い分だけでは信用できないとして、峯本氏等と前田建設の役員室で面談することに至ったという。 だが、K氏が持ち込んだこの手形は後に盗難(被害は76通の白地手形、56通の白地小切手)されものの1枚だと判明した。 なぜ、このようないわく付きの手形が、しかもアングラ人脈が持ち出したものを、東証一部上場企業の代表(当時)ともあろう者が使用、しかもその人物を役員室に同席させ、保証したのか。  左掲のように、その場で、峯本代表の印鑑証明書まで告訴人に差し出されているのだ。…

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