アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

水谷建設捜査で、未だに大手マスコミがほとんど報じない2人のキーマン

 サブコン「水谷建設」(本社・三重県桑名市)の脱税事件に東京地検特捜部が乗り出したのは、その結果、捻出した30億円とも言われる裏金が大物政治家に渡っていなかったか解明するためだろう。 既報のように、その捜査対象は?福島ルート(福島県知事実弟の経営する衣料メーカー所有土地を水谷が高値で買い取り、同時期、その衣料メーカーに融資していた前田建設工業が受注した同県発注のダム工事を水谷が下請け受注)、?原発・産廃利権ルート(東京電力福島第二原発の残土処理を前田建設の下請けで水谷が受注。その際、大物政治家が親しい企業等で使途不明金発生)、?北朝鮮ルート(NGO「レインボーブリッジ」への支援等を通じて、北朝鮮へ川砂利利権などで食い込みを図った疑惑)、?中部国際空港ルート(水谷が同空港造成工事を請け負えた裏に大物政治家の関与はないのか)。 ところが、?ルートの残土処理工事に関しては、本紙でも既報のように、国税局は水谷の下請けに入っていた「日安建設」(東京都港区)、それにコンサルを受けたとする「行政問題研究所」(東京都千代田区)への支払い分に関して所得隠しと認定し、追徴課税したことを「読売新聞」がとっくに報じているにも拘わらず、大手マスコミのほとんどは今回事件化しても、なぜか未だほとんど実名で報じていない。 (冒頭チャート図は『サンデー毎日』7月30日号特集記事より) 「日安建設」の設立者は白川司郎氏という。 「ジェイ・エス・エス」(東京都千代田区)という成田や関空などの警備を行っている会社がある。このジェイ社の資本金1億円は日本航空と「日本安全保障警備」(現・ユニテック)が折半出資しており、この日本安全保障警備の代表を務めるのが白川氏。  それを認識した上で、ジェイ社と、同じく警備会社「ジャパン・セキュリティー・サポート」の役員欄を見比べていただきたい(左)。 所在地は同じだし(現在は移転。なお、同ビルはパチスロメーカー・アルゼ関連会社が所有していた)、役員が複数ダブっていることがわかる。そしてジャパン・セキュリティーの監査役の「亀井奎子」とは、亀井静香代議士の妻なのだ。そして鶴谷氏、永田氏は亀井代議士の東大時代の同級生なのだ。 一方、「行政問題研究所」のオーナーである竹内陽一氏も、白川氏同様、政財界では知る人ぞ知るフィクサー。この行研は東京都千代田区内幸町の「日本プレスセンター」内にあり、昨年まで『月刊官界』という雑誌を出していた。毎回、官僚、政治家に登場してもらい、それで政界ルートを作っていた。また、以前には今回の疑惑の舞台である福島県で『財界ふくしま』という雑誌も出していた(竹内氏は同県出身でもある)。他に仙台市の産廃処理場のオーナーになったことも。  日本プレスセンター(左写真)内には「日本記者クラブ」があり、世界情勢などについて内外著名人が講演を行うホールもある。同ビルに入居していることが社会的信用になっているのだが、実は竹内氏は元暴力団組長で複数の逮捕歴がある。最近も銀行の不正融資など複数の告訴案件があり、当局は逮捕を狙っている(左下は、単行本『続・事件屋 竹内陽一氏の仮面を剥ぐ』の表紙の一部)。 そんな人物の会社がなぜ、堂々と入居し続けられるのか奇っ怪この上ないが、事ここに至っても大手マスコミは未だほとんど報じないところを見ると、何か弱みでも握られているのでは、と思わずにはいられない。 ちなみに、本紙・山岡は以前、竹内氏本人からある記事の件で「止め」の依頼を受けた記憶がある。もちろん、断ったが……。…

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