アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

水谷建設元会長も嵌っていたカジノ賭博――愛知県警が狙う巨額脱税事件の本丸

 関係者によれば、昨日、愛知県警は地元の石油卸会社Y社社長の親族Sなど5名を逮捕したという。
同県警は今年1月、軽油密造容疑事件(地方税法違反容疑)で、実に172名体制(県税職員106名、県警捜査員66名)で容疑者の軽油製造施設、自宅など22カ所を強制捜査(内、県外2県5カ所)している。
そうして押収した資料を分析し、今回、第一陣の逮捕に踏み切ったようだ。
トラックなどの燃料になる軽油には1?あたり32円10銭の税金がかかるが、容疑の業者は納税してなかった。今回、逮捕されたSと関係あるY社は、容疑の業者の実質、親会社に当たると思われる。
「県警はこのY社もダミーで、実際は県内の大手卸業者A社社長がやらせており、この間の脱税額は200億円にもなると見ている。
しかし、A社の年商は約2000億円にもなり、全国約4万社の業界にあってトップ50位内に入る大手。社長は毎年、全国の高額納税者に名を連ね、中央官庁に深く食い込み、政財界にコネもある。そのため、県警も慎重だったが、内部告発があり重い腰を上げたようだ」(事情通)
それにしても、そんな社会的地位ある人物が、巨額脱税をするものなのか。そこで関係して来るのがカジノなのだという。
「A社社長は韓国はもちろん、国内の違法カジノにも入り浸り、巨額の負けを作り、挙げ句、さらに脱税に励むようになったようだ。一方、水谷建設の元会長が海外から帰国して逮捕されたが、行っていた先は韓国カジノのメッカ・ウォーカーヒル。金浦空港から帰って来たと聞いている」(同)

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧