安部晋三官房長官の地元・山口県下関市内の自宅や事務所などに火炎瓶(事務所については銃弾説も)が投げ込まれた事件で、昨12日、非現住建造物等放火未遂などの罪に問われた指定暴力団「工藤会」系元組員に対する論告求刑公判が福岡地裁小倉支部であった。
その際、検察側は犯行の経緯について述べるなかで、99年の下関市長選で、安倍氏が推した候補者(現・江島潔市長)を支援した土地ブローカー・小山佐市被告(同罪で公判中)に対し、当時の安倍氏秘書(現・市議)が300万円を工面したが、小山被告はさらに安倍氏本人に金を要求。安倍氏が応じなかったため、暴力団と共謀して報復したと述べた。
(写真は7月14日発売の「日刊ゲンダイ」記事)