金融庁は7月8日、“危ない上場企業”御用達監査法人として知られる「監査法人ウィングパートナーズ」(東京都渋谷区。現状、上場企業15社担当。以下に社名掲載)を、7月15日から業務停止1カ月にする処分を発表した。
さらに、所属する公認会計士3名に、各、業務停止1年6カ月、同1年3カ月、同3カ月の処分を発表した。
処分の対象になったのは、つい先日、事件化した「ペイントハウス」と、「ゼンテック・テクノロジー・ジャパン」の監査を巡ってのこと。
ちなみに、今回重い処分を受けた会計士2人とは、代表社員の赤坂満秋氏(冒頭写真)と吉野直樹氏だが、すでに昨年12月、2人共、業務停止6カ月の処分を受けていた。
それにしても、この監査法人、“危ない上場企業”が現在もそうだが、過去も含め、よくこれだけ集まったものだ。上場廃止になったケースも多い。