アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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本紙上告中の「ユニバーサルエンターテインメント」4000万ドル送金疑惑――米「大陪審」審理中

パチスロ大手「ユニバーサルエンターテインメント」(旧アルゼ。6425。JQ。東京都江東区。岡田和生会長=下写真)のフィリピンでのカジノホテル建設に関わる4000万ドルの送信疑惑――本紙はその一部がワイロだった可能性を指摘し、ユニバーサル側に提訴され、現在、上告中だが、その4000万ドル疑惑の件で、送金したユニバーサル傘下会社「アルゼUSA」が米連邦調査局(FBI)の捜査を受け、現在、米「大陪審」が同容疑で起訴するか不起訴とするか審理中という段階まで進んでいることが明らかになった。
これは、ユニバーサル自身が公表してのこと。
同社は3月18日、「フィリピン国家捜査局の調査レポートについて」と題したIRを出した(冒頭写真)。
フィリピン国家捜査局による4000万ドルの送金疑惑は、シロ判定で完全に終結したというもので、現在、米大陪審でもこの件で審理されているものの、フィりピン、さらにわが国検察も不起訴処分になっていることから、大陪審でも不起訴になるに違いない旨、触れた結果だ。
FBIが捜査していることは本紙が真っ先に指摘済みだが、どれほど捜査が進んでいるのか不明だった。しかし、今回のIRで記してくれたことで、すでにFBIは起訴に向けた捜査を行い、その報告書や証拠などを大陪審に提出、それを元に、大陪審がすでに起訴、不起訴を決める審理段階まで来ていることが奇しくも明らかになった。
しかも、ユニバーサルは比、わが国で不起訴になったことを持って大陪審でも不起訴になるはず旨、記しているが、これはおかしい。

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