アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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業務上横領犯人と結託かーー愛知県警警官の盗品等保管疑惑

 愛知県警(冒頭写真)の現役警察官に重大疑惑が浮上している。しかも、愛知県警はそれを知りながらその警察官を庇い、事件をもみ消している疑惑さえあるという。
09年10月、愛知県警は県内住宅建設販売会社の元部長Hを会社のカネ約3000万円を着服したとして業務上横領容疑で逮捕した。
Hは控訴したものの、10年3月、懲役3年8月の実刑が確定。Hは服役し、昨年2月出所した。
Hが問われた金額は前述のように約3000万円だったが、実際、会社から消えたカネは3億円以上あり、しかもそのカネは行方不明のままだった。そのため、うまく隠していると見た会社側は、Hが出所するやそのカネを取り戻すべく探偵を雇うなどして調査を行った。
すると、驚くべき事実が判明した。
 何と、出所の翌日、Hが開設したゆうちょ銀行の口座で、現職警察官Tと思われる者との間で口座開設約2カ月の間に、総額243万円の送金のやり取りがあることが判明したのだ(その送金記録まとめは以下に転載)。(横写真=愛知県警といえば、弘道会フロントと癒着していた捜査1課警部が逮捕されたことも)
このT、現在は別部署に異動しているが、Hは逮捕後、豊川警察署に勾留されていたが、その当時、そこの留置管理係に在籍していたのだ。
しかも、上記送金のあった間に、このHと警察官Tが名古屋市中区栄の喫茶店で直接、接触していたことも探偵により確認されている。
こうしたことから、会社側は昨年12月、愛知県警本部長宛に、警察官Tは盗品等保管罪(刑法256条第2項)に抵触する可能性があるとして告発状を提出した。

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