アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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FX取引ーー「ロスカット」名目の詐欺手口にご注意

 金融庁は投資家保護の観点から、外国為替証拠金取引(FX)の高レバレッジ規制策を打ち出しており、現在、100倍超の取引もあるところ、来年8月からは上限が50倍、その1年後には25倍へと引き下げられる。
さらに、(1)顧客から預かった証拠金を社内で区分管理するに止まらず、第3者の信託銀行に金銭信託する、(2)取引である一定以上の損失が出たら、顧客の意思と関係なく強制決済させて損失の拡大を防ぐ「ロスカット」を、これまでは任意だったところ、各社に義務づける。
現在、FX業者は100数十社あるとされるが、(1)の金銭信託への対応が、資金的に厳しいところも少なくなく、この規制強化を機に、来年には業者数は半減するとの見方もある。
その一方で、会社を畳む業者のなかには、最後の荒稼ぎに走るところがかなり出て来るとの見方もあり要注意だ。
その手口だが、本紙の元には、ロスカットのルールを悪用したと思われる、こんな顧客の悲痛な訴えも来ている。

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