一部関係者の間で、東証1部「東京電力」(東京都千代田区)の川崎火力発電所の解体工事の利権を巡って話題になっている。
川崎火力発電所(1~6号機。上写真)は1961年に運転を開始したが、以来、約半世紀を経て設備の老朽化、それに効率のいい最新設備に替えるべく、07年6月末以降、順次、旧設備の撤去、新設備建設が行われており、すでに旧設備はすべて撤去されている。
関係者によれば、その総解体費用は160億円。東京電力は東証1部「清水建設」(東京都港区)にその仕事を投げ、清水建設はそれを下請けに回したが、その取り分や采配に不可解な事実が多々あるというのだ。