アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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事実は小説より奇なりーー実在した“万引き”ではなく「“詐欺”家族」(続き)

 前回報じたように、昨年ヒットした映画『万引き家族』ではないが、『詐欺家族』が実在したわけだ。
その内容を簡単に振り返ると、とにかく職場(東京都板橋区役所運営の「しらさぎ児童館」(下写真。成増)の同僚を狙い打ちに“家族ぐるみ”で、繰り返し金を詐取していたという極めて特異な詐欺事件だ。
その被害者、標的にされたのは「坂下」氏。
一方の坂下氏を食い物にして来た首謀者は、同じく当時、板橋区役所職員だったK女史。さらにK女史と共謀するかのように、それぞれが役割を担う形で彼女の妹、弟、息子、夫、挙句、妹の孫まで登場する。
 坂下氏がK女史らに詐取された総額は4000万円以上。
それで坂下氏はK女史を相手取り、貸金返金訴訟を東京地裁に起こした。結果、約5年前に全額返金せよとの完全勝訴判決が確定している。
ところが、K女史は今に至るもただの1円の返金もせず、そんななか昨年11月20日、坂下氏の元にK女史の代理人弁護士から「ご通知」が届いた。
その内容を要約すると<貸金は全額使った>として、<返済額は毎月約2万円程度と提案したい>という全く身勝手なもの。
これに対して、坂下氏はこう怒りを露わにする。

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