アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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上場企業も関与ーーあのブックメーカー投資詐欺疑惑主犯の別の詐欺疑惑(2)


前回、英国の公認スポーツ賭博業者「ブックメーカー」を使った投資で高配当を謳い、約400億円も集めたものの、12年5月、配当がストップし詐欺疑惑が出ている「スピーシー」(大阪市西区)の実質的経営者ともいわれる波田直樹(かわだなおき)氏の別件詐欺疑惑を取り上げた。
その1つは、「前田訓宏」なる代理人を通じて、波田氏が逮捕されたらあなたも逮捕されるとして、その“もみ消し代”として8500万円を前田氏指定の会社に払わせるものだったが、A氏の被害はそれだけに止まらなかった。
 昨年5月になると、今度は「再生因子」なるものを大量培養し、それを飲めば病気の発症を消滅させたり遅延させることができるとして、その研究を行い人類に貢献するとして、そのために設立した一般財団法人の評議員就任をA氏は前田氏から依頼されたという。
その一般財団法人とは「先制医療振興財団」(東京都港区。今年6月21日から前田氏が代表理事)。
「そこで扱う再生因子は現状、1カ月で7、8人分しか製造出来ないが、その再生因子を使い安倍晋三首相はあれだけ元気になったし、石原慎太郎元都知事も脳梗塞で一時、会話に障害が出ていたが良くなったといわれました。さらに、体調不良でプロ野球『楽天』を辞めた星野仙一氏も野球解説者として復帰していると」(A氏)

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