アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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特養も例外ではないーー元入居者無縁仏を6年もお墓に入れず

 7月13日、千葉県警は入居女性(86)の耳に6針縫うケガを負わせたとして四街道市内の特別養護老人ホーム(特養)の元職員(28)を傷害容疑で逮捕した。7月30日にも、大阪府警が入居男性(71)の顔面を殴るなどしたとして同容疑で、吹田市内の特護の職員(28)を逮捕している。
豊富な補助金が出る分、最寄り自治体の目が厳しく、安心度が高いと見られている特養だが、こうした報道を見ると他の高齢者施設同様、特養も決して例外ではないようだ。
それどころか、東京都東村山市内の特養では、無縁仏となった入居者の遺骨2体が、6年近く経った未だお墓に納骨されず、施設内に“放置”されているという。
しかも、当初遺骨は粗大ゴミと一緒の部屋に置かれ、さすがに職員から指摘され、その後、事務室に移されたとの情報も(とはいえ、ここでもただ置かれているだけで、職員が祈るわけでもない)。
これでは浮かばれないし、それ以前に亡くなった当人も生前、こんな状態にされるとは思ってもいなかったのではないか。
本紙はこの情報を得て連絡、その特養の理事長らが取材に応じた結果、やむを得ない事情あってのことというものの、元入居者の遺骨2体が6年近く納骨されていない事実は認めた。
では、そのやむを得ない事情とは何だというのか?

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