8月10日の本紙連載「宝田陽平の兜町アンダーワールド」で取り上げたように、再び活発な動きを見せている「村上ファンド」ーーその典型例といえる「黒田電気」(7517。東証1部。16・06%)の臨時株主総会が8月21日にあった。結果、村上ファンド側の村上世彰氏ら4名の社外取締役選任案は否決された。(冒頭写真=「毎日」8月20日記事)
約6割の株主が同案に反対。
反対を投じた株主のなかには、「最終利益の100%を株主還元する」との村上ファンド側の主張は魅力であるものの、それより「村上氏に対する不信感」が上回った結果との発言も。