大木金太郎(韓国名・金一。77歳)といえば、1960?70年代にわが国のプロレス界で活躍したレスラー。韓国生まれで、日本に密入国してプロレス世界に入った。原爆頭突きが得意技で、WWA世界ヘビー級王座を獲得したこともある実力者だった。 だが、帰国してからは頭突きの後遺症の脳血管疾患に悩まされた。185?、122?あった体重は現在は約3分の2に。一方、稼いだお金は周りの者に取られ、経済的にも恵まれなかった。離婚も経験。 救いは、韓国では日本の試合は再放映され、憎っきく日本・米国人をやっつけるヒーローとして尊敬され、歴代大統領の招きを受けた。94年には国民勲章を受章している。 こうしたなか、韓国の有料老人ホーム会社が部屋を無償で提供、話題を呼んでいる。 22坪の広さで、分譲価格は2億円を超える。大学の医療サービスも受けられるそうで、完成する来年11月を待って、再婚した奥さんと入居する予定だという。…