自民党の内閣部会(木村勉部会長)は6月13日、党本部101号室で会合を開き、皇室典範改正問題を巡る中間報告を発表、質疑応答を行った。 もっとも、最大の論点になっている皇位継承制度については、現行の男系と女系天皇容認の両論併記の妥協の産物とした。 同部会は今年2月から議論を重ねて来たが、小泉首相は当初、女系天皇容認の改正案を今国会に提出する構えだったところ、秋篠宮妃の懐妊を契機に政府・与党内に改正見送り論が強まったために提出を断念した経緯がある。これに倣い、男系か女性か方向性をまったく出さなかったようだ。 しかも、この日の部会で配られた両論併記のペーパーは、閉会後、回収された。 「その曖昧さから、右翼に攻撃されることを恐れ、秘密主義としたようです」(関係者) そこで本紙は以下、入手したそのペーパーの両論併記の図を掲載しておく。ご参考に。 (冒頭写真は木村勉部会長・右側)…