証券取引等監視委員会(SESC)の情報提供窓口には毎日多くの情報が寄せられている。昨年は7600件寄せられた。そのかなりが「株価操縦」に関する内容と思われる。(冒頭写真はイメージです)
もっとも、一般投資家が確たる証拠を揃えるのは不可能に近い。また、不自然な動きに乗れなかった投資家の嫉妬も多いと聞く。急落した恨みで通報する場合もあるだろう。
そんな事情に加え、そもそもSESCには株価操縦を監視する余裕が余りない。金商法対象事業者を年々拡大させており、検査対象事業者が増え続けているからだ。
そんなわけで、わが国は「株価操縦天国」との見方もある。
そんな状況のなか、ごく直近で株価操縦が疑われている銘柄を4つピックアップして見た。