12月2日、85年から92年にかけて発売された石油温風機を使用していた82歳の男性が一酸化炭素中毒で意識不明の重体になった、と5日に発表した松下電器産業。 大手マスコミはなぜか歯切れが悪いが、同製品が老朽化したためというより、そもそも設計上欠陥があった可能性が高いのではないか。そうでなければ、松下が自ら事故について発表したり、同社CM中止を発表するわけがないだろう。 本紙がそう述べるのは、過去、この機種の前身である80年製造品で欠陥疑惑が浮上、しかもその事実を隠蔽した疑惑まであり、その件を取材し、同社の体質に疑問を感じないわけにはいかないからだ。 その疑惑とは、かつてマンデーなる安売り店を経営していた小林勝氏に関して起きた出来事だ。 この小林氏、実は03年7月、焼身自殺を遂げている。 本紙はその死を受け、今年4月、松下が85年から92年の同機種を無料修理すると発表した際、以下のような記事を配信している。それを見ていただければ、事件の概要がある程度わかると思う。 なお、小林氏は生前、松下を糾弾するHPを開設していた。その後、同HPは閉鎖されたが、キャッシュが残っているのを発見したので、それも参考までに掲げておく。…