アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

こちらは博士号が1万?ーーパシフィックウエスタン大学の場合

本紙で2度に渡り、「学位商法」について取上げたところ、また、営業をかけられたという方から情報提供があった。今回はパシフィックウエスタン大学だ。 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によれば、同大学は以下のように紹介されている。 「パシフィック・ウエスタン大学 は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスに存在する非認定の大学。カリフォルニア州以外にもハワイ州ホノルルにもキャンパスを有していたが、こちらは現在は『アメリカン・パックウエスト国際大学』と改称されている。 パシフィック・ウエスタン大学は現在オレゴン州やミシガン州などで公的な使用が禁じられている学位の発行元の一つ、いわゆるディプロマミルとして知られており、連邦政府内でも問題視されている。 海外からも多数の学生(学位等の認定希望者)を集めており、日本にも拠点を設置している。本国同様、国内にも大学キャンパスに相当する施設は実質的に存在せず、学校教育法の枠外の無認可校である。週刊文春等の雑誌に“学外学位授与大学”として広告を掲載することで知名度を高めてきたが、2004年に実質的な活動を休止させた。博士号の取得には論文の提出と1万ドル程度の費用が必要だったという」 なお、こうしたディプロマミル(学位販売業者)の“博士”の多くが、「日本文化振興会」の賞を受けている。 それから、この手の“博士”といえば、いまもテレビで活躍している家相見 Drコパこと小林祥晃氏もその一人。“怪しい経歴”については、『サンデー毎日』(98年5月3日号)に詳しいが、卒業し、博士号を取得したというアメリカの“コンチネンタル大学”もその手の大学の一つ。約20万円で購入したそうだ。…

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