全国紙が、公正取引委員会が独占禁止法違反で全国自治体のし尿処理場を巡る談合疑惑を追及(8月に疑惑メーカーに立ち入り検査済)、年明けから調査を本格化すると報じる中、その疑惑の1つ、安倍晋三官房長官のお膝元・山口県の下関市長に関して、地元紙『長周新聞』(12月13日号。長周新聞社)が実に興味深い記事を書いている。
下関市では、このし尿処理場建設を巡り、市長を巻き込んだ官製談合疑惑が持ち上がり、全国の疑惑の自治体のなかでも、もっとも公取が注目している案件との指摘もある。
その下関市のトップである江島潔市長が、官製談合の口効きをしたとも指摘されている疋田善丸氏その人と12月9日、市長室で長時間に渡り密談していたことをすっぱ抜いたのだ。