昨日の「朝日」朝刊が、学校法人「神奈川歯科大学」(冒頭写真。神奈川県横須賀市)が杜撰な運用ですでに88億円の損失を出していることをスッパ抜き、その後、大手マスコミが一斉に報じている。
同法人は05年度から「減価償却引当特定資産」を原資に複数のファンドで始めたが、なかでも東京、横浜、シンガポールの3つの投資会社を通じて行った計約66億円の投資(内、損失確定分は52億円)については、ファンドが無断で解散するなど、単なる投資損失とはいえない模様で、現在、同法人は調査委員会を設置して内部調査を行っているという。今後、この投資を主導した同法人理事や、投資会社を刑事告訴する可能性もあり、事件化の様相を見せている。
この神奈川歯科大学、理事の間で内紛があり、本紙は昨年10月、報じたことがある。
そのなかで、実は詳細は別の機会に譲るとして、そのままになっていたが、今回のファンド運用の疑惑にもわずかながら触れていた。
(上写真=日本テレビ系のニュース映像より)