アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<著書紹介>岩田行雄『検証・憲法第九条の誕生』

憲法改悪準備が着々と進められているきな臭い昨今、岩田氏が昨年6月、自費出版した同書が1万冊以上売れ、健闘している。 その最大の理由は、同書サブタイトル「『押し付け』ではなく、自ら平和条項を豊富化した議論の全経過」からも察せられるように、憲法全体、第9条の「戦争放棄」も、米国からの押し付けといわれるなか、憲法作成当時の公文書を抽出し、けっして「押し付け」でなかったことを客観的に立証しているからだろう。 ?法制局が作成し、平和条項である第9条の神髄を示した「憲法改正草案逐条説明」と「憲法改正草案に対する想定問答」を含め、憲法草案の準備過程を丁寧に辿っている。 ?1946年に行われた第90回帝国議会衆議院本会議、同憲法改正委員会、同憲法改正案委員小委員会の速記録から、憲法9条に関するすべての議論を忠実に再現している。 (プロフィール)1942年東京生まれ。早稲田大卒。本来の研究テーマは16?18世紀のロシア書籍文化史で、翻訳家。憲法9条のロシア語訳を頼まれたことが契機となった。 B5判。172頁。定価500円。本の注文は岩田氏宅にFAX(03?5386?1497)にて注文のこと(ただし、午前8時から午後9時まで。また、10冊単位で厳守)。1冊のみの場合は、芳林堂書店高田馬場店4F(東京)、共栄堂いづみ書房(横浜)、ブックセンター「本の風」(京都)、風の本屋(大阪)。…

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