アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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2匹目のドジョウはいなかった!? 惨敗の様相の「のりピー暴露本」

 酒井のり子の覚せい剤事件が浮上したのは8月4日。例年、8月は「夏枯れ」と言われ、マスコミはネタ捜しに四苦八苦していたが、今夏はこの「のりピー特需」で補うことが出来ただけでなく、近年例を見ない数字を各マスコミは上げた。
酒井被告が出頭した8月8日土曜夜のTBS「ニュースキャスター」の視聴率は30%を超えた。スポーツ紙は1面をしばしば独占したし、週刊誌も軒並み売上げ部数を伸ばした。
そんななか、2匹目のドジョウを狙って、10月に入ると、「のりピー暴露本」が続けて3冊緊急出版された。(冒頭写真=『週刊文春』09年10月15日号記事より)
一番早かったのが10月3日の『碧いうさぎの涙』(晋遊舎)。著者は芸能記者やレポーターをやっていた人物。そして10月7日に出た『酒井法子 隠された素顔』(イースト・プレス)は、ご存知、芸能レポーターの大御所・梨元勝氏。最後、10月9日に出たのは、本紙でも紹介した『酒井法子 孤独なうさぎ』(双葉社。著者・渡邊裕ニ)。
これまでの盛り上がり方からして、それなりに売れると思われたのだが、この出だしの数字が信じられないほど悪いのだ。

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