本紙がいち早く報じた 、ボビー・バレンタイン監督(冒頭左写真)と球団フロントとの対立に、一部ファンも巻き込んだプロ野球ロッテ騒動ーーご存じのように、ボビー・バレンタイン監督は今シーズン限りで退団し、すでに米国に帰っている。
新監督には、西村徳文(49。同右写真)ヘッドコーチが就任。来季ビジター用ユニホームを大幅に一新するなど、脱ボビー色を強く出しており、球団フロント側の完勝といった感じだ。
ところが、この騒動を再び思い出さないわけにはいかない出来事が、日経新聞社内で起きていた。
周知のように、この騒動が社会的に大きな関心を呼ぶようになったのは、「日経」の今年4月25日に載った「ロッテ『本拠地移転も』」とのタイトルのスクープ記事だった(横写真)。
シーズン前からバレンタイン監督解任を発表するという球団フロントの姿勢に一部ファンが激怒。抗議したことに対し、4月7日の幹部会で、このままファンの騒ぎが続くと、千葉マリンスタジアムからの移転もあり得ると瀬戸山隆三球団社長が発言。それが議事録にも載っているという内容だった。