アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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大手ドラッグストア「富士薬品」に群がった魑魅魍魎の“六本木TSKビル人脈”(5)「横井英樹遺産跡地巡る怪」(第1回)

 横に掲げた写真のボーリング場(パチンコ店も併設)跡地は、神奈川県足柄上郡大井町にある。
郡というと、ものすごい田舎のように思われるかも知れない。だが、大井町は東名高速「大井松田インター」や御殿場線「松田駅」、小田急小田原線「新松田駅」などに隣接しており、近年、交通の利便性から東京からの企業進出もある。大井町は人口2万人近くで、その住宅街の一画にこの約5000坪の跡地はある。
「ですから、購入希望者はスーパーを始めたくさんあるのです。いまでも売値10億円はいくでしょう」(地元不動産会社)
故・横井英樹氏の遺産管理を任せられた大津洋三郎氏が、この土地を「三立興産」(破産)名義で取得したのは00年3月のことだ。
だが、その後、この土地は整理回収機構の申し立てにより競売(05年4月)になっている。この土地を担保に三立興産側はメーンバンクだった永代信用金庫から巨額借り入れを行い(根抵当権で計46億円設定)、焦げ付かせた結果、同金庫の破綻を招き、その債権を回収機構が引き継いだ結果だ。
ところが、買い手はたくさんいるはずなのに、3年半以上経過したいま現在も、この野ざらしの状態。どういうことなのか。

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