本紙でも既報のように、2件目の“労災隠し”が発覚した衛生陶器やユニットバス製造大手「INAX」(本社・愛知県常滑市)。
もっとも、この疑惑の責任を問われる直接の当事者は、INAXの「上野緑工場」(三重県伊賀市)に被害者の日系ブラジル人(34)
を派遣していた下請け会社の再下請け会社「エフケン工業」(安田憲功社長)なのだが、「ユニオンみえ」が昨年10月22日、労災及び労災隠し等についての団体交渉を申し入れたところ、エフケン工業は同月26日付けで、「エフケン工業には非がないと思われるため、交渉する余地はないと考えられる」として、これを拒絶するFAXを送りつけて来たという。
そこで、ユニオンみえはエフケン工業の“親会社”といってもいいINAXに対し、この1月4日、話し合いの申し入れを行ったという。
希望開催日は1日15日午後2時から。同ユニオン事務所にて。そして話し合いに応じるか否かの回答期限を、1月12日までとしている(冒頭写真=この申し入れ書の1枚目)