本日午前10時、東京地裁で、あの世界的な建設コンサルタント企業=パシコン元社長・荒木民生被告(別件で逮捕、公判中)の息子・荒木謙被告(=横写真。43)に対する詐欺事件の一審判決があり、田村政喜裁判長は懲役4年6月に処するとした。
本紙でも既報のように、この事件は、荒木被告と不動産開発会社「羽田臨海都市開発」会長・鹿又栄八被告(69)らが共謀し、何ら関係ない神奈川県川崎市内のいすず自動車の川崎工業跡地(約18万5000?)を鹿又被告の会社が近く買収し、その際、解体工事を任せると信じ込ませ、大阪市内の被害者会社T社から2億1000万円を騙し取ったとされる事件。
その2億1000万円は、荒木被告が代表を務める「ニュー・グローバル・テクノロジー(NGT)」とのコンサルティング契約名目で受け取っていた。だが、同土地はその後、ヨドバシカメラに売却され、当然ながら、荒木被告らがその解体工事に関与するはずもなく、その2億1000万円は無駄カネとなった。