11月26日にお伝えしたように、同日1日だけで高値20円から一挙に1円へ。そして5円で取引を終えた「サハダイヤモンド」(9898。JQ。東京都墨田区)だが、翌27日は一転11円で始まり、高値15円で、12円で取引を終えた。
いったい、何があったというのか。
それを説くカギは、同社IRにある。
まず26日の夜に、同日取締役会を開催し、前代表取締役社長だった姜杰氏(横写真)が再び代表取締役社長に復帰したという。
そして翌27日は臨時株主総会で新たに3名の取締役を選任する予定だったところ、同取締役会でこの議案を、「取締役候補についてより詳細な情報が必要と判断されたため」と、理由にならない理由で、撤回することに決めたとのIRが27日に入って出る。
ところが、一転、臨時株主は開催されたものの、定足数を満たさなかったために、3名選任の件は審議に到らなかったとのIRが出た。