警視庁碑文谷署は2月27日までに、都内に住む元総合格闘家・孫煌進(ソン・ファンジン。31)容疑者を強制わいせつ容疑で逮捕した。
逮捕容疑は昨年12月、20代女性と乗ったタクシー車内でその女性の太ももを触ったり、キスをしようとするなどわいせつ行為をした疑い。相手女性はタクシーを降りるや、近くの交番に直行し被害届けを出していた。本人は容疑を否定しているという。
孫容疑者は総合格闘技団体「修斗」に昨年3月までプロ選手として所属。空手、ボクシング経験を生かし、殴りあうことを信条とするフェザー級ファイターとして人気を博した。成績は9試合に出て5勝4敗。01年7月開催の東日本アマチュア修斗選手権では、ライト級で優勝している。引退後は道場で総合格闘技を教えていた。
冒頭に転載した「日刊ゲンダイ」記事(3月2日号)のように、自身が出していたブログ(現在は閉鎖)が話題を呼んだこともあり、夕刊紙、スポーツ紙ではかなり報道された。
だが、そこでは触れられていないことがある。それは、彼の父親は企業犯罪絡みで本紙でも何度も取り上げて来た当局も注目する人物という事実。