アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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マザーズ上場「DDS」筆頭株主の触れられたくない過去と人脈

 本紙既報の、マザーズ上場の指紋認証ソリュージョン「ディー・ディー・エス」(DDS。三吉野健滋社長。本社・名古屋市)だが、予定通り、4月22日、第3者割当増資の払い込みはなされたという。
この結果、主要株主(10%以上)だった柏原武利氏の割合は9・99%となり、主要株主ではなくなったものの筆頭株主であることに変わりはない。
本紙は前回、この柏原氏が実質、DDSを仕切っているのでは、との関係者の声を紹介したが、ロンドンAIM市場上場「BGT」(東京都中央区)代表との肩書きとは余りにかけ離れた過去の経歴が判明したので追加報告する。
一言でいえば、柏原氏は、近く上場する、またグループ企業も上場を目指すとして、巨額資金を集めながらほどなく倒産し、事件化した(冒頭写真=「朝日」02年11月26日夕刊記事)、あのインターネット・プロバイダー会社「MTCI」のグループ会社の社長をしていたのだ。

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