本紙は昨年8月、性的暴行など10件余りを繰り返し、水戸地裁土浦支部で懲役22年の判決を受けた高木雄一被告(41)を取り上げている。
本紙がこの事件に注目したのは、この犯人、大手マスコミの逮捕時の報道では不動産会社社員となっていたが、犯行期間は約1年半の長期に及び、その期間の大半は某ジャスダック上場企業の店長だったと聞いたからだ。
また、今回の犯行の重大さを思えば、言い訳になるとは到底思えないが、この企業、上場しているにも拘らず、「長時間サービス残業」を長年行っていることに加え、「犯罪強要」まであり、高木被告はその過度のストレス解消のために始めた覗き見がエスカレートしたのでは、と社員の一部から同情論さえ出ていた。
高木被告が「スパイダーマン」と呼ばれたのは、女性の部屋に進入時、外壁の雨どいなどを器用に伝い、女性の部屋に進入しており、映画『スパイダーマン』(冒頭写真)を彷彿させたから。
このジャスダック上場企業が、最寄りの労基署から「是正勧告」を受けたとの情報が入って来たので、以下、お伝えしておく。