アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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被害額50億円!?「リクルート」株、大量購入詐欺事件(3)――恐喝行為も発生。本当の被害者はあの「HIS」澤田会長!?

 本紙で10月7日10月20日と2度報じているこの詐欺事件に大きな動きがあった。
同事件に関連し、恐喝行為が発生した。
冒頭に掲げたのは、その材料に使われたあるミニコミ紙の「号外」記事のトップページ(4枚構成)。
日付は11月11日となっているが、11月初めにこの事件の実行犯と思われる者を紹介した人物が会ったところ、このミニコミ紙コピーを見せられ、「1000万円払えば、この記事を止められる」と脅されたという。
恐喝行為はその後も続き、本日にも電話があり、「これが最後だ。本日中に1000万円振り込まないと明日には出る」といわれたそうだ。
だが、この人物は善意の第3者として実行犯と思われる者を紹介したに過ぎないと本紙は見ている。それでも紹介したことに責任を感じ、また事件の重大性に鑑み、この間、本紙に情報提供してくれている人物なのだ。
さらに重大なのは、このミニコミ紙の大見出しの内容。
旅行会社大手「エイチ・アイ・エス」(9603。東証1部。東京都新宿区)の会長・社長にして、長崎県佐世保市にあるテーマパーク「ハウステンボス」を運営する同名会社社長でもある澤田秀雄氏が被害者であると名指ししている事実。
本紙は2回の既報記事で、被害者は福岡県の金取引の会社社長(I氏)と述べていた。
それは事実なのだが、実際に50億円を出したのは澤田氏側で、金取引の会社はダミーとの話も聞いてはいた。しかし、事が事なだけにこの間、慎重を期して裏づけ取材を進め、澤田氏のことは伏せていた。

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