アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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仮想空間商法「エクシングワールド」の一番のワルの正体

 本紙が約2年半前から注意を呼びかけていた、インターネット上の「エクシングワールド」と名付けた仮想空間での土地取引を売りに、約3万名弱から総額100億円近くを集めていた業者についに捜査のメスが入った。
大手マスコミ既報のように、本日、この仮想空間を運営している「ビズインターナショナル」(埼玉県さいたま市)など計16カ所に対し、埼玉県警は特定商取引違反(不実告知)で家宅捜索を行った。(冒頭写真左=「日経」本日夕刊、右=「毎日」同日記事)
売り物の土地取引機能はなく、詐欺同然で資金を集めており、県警の最大の狙いは集めた約100億円の資金の行方と見られる。
その点で、県警がもっとも関心を寄せているのは、ビス社並びに石原茂男社長ではなく、ビス社からこの仮想空間の基幹システム構築を請け負うなどしていた「フレパー・ネットワークス」(東京都港区)と、その社長・宮之内誠人氏と見られる。
このフレパー社、上場はしていない。しかし、その他の条件から有価証券報告書の提出が法的に義務づけられており、ネットを通じて閲覧することがでる。
それを見ると、ビス社で集めた約100億円の資金の大半をフレパー社が吸い上げていたことがわかる。

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