本紙でも既報のように、今野康裕氏(冒頭右写真)といえば04年10月以来、ロシア産ダイヤモンド製造・販売「サハダイヤモンド」(9898。JQ。東京都墨田区)の社長を務めて来たが、今年4月27日の同社IRで、退任し、代わって副社長の姜杰氏(同左写真)が社長に就任することを発表。しかし、その時点で今野氏の役職は未定と発表したことから、関係者の間では、今野氏はついにサハを追い出されるとの見方が圧倒的だった。
それはそうだろう。この間、今野氏は増資を繰り返したものの、業績は一向によくならず、挙げ句、最近はでサハ株を巡って偽造・変造疑惑まで出る有様。これでは、新しい大株主がイメージ一新のため、今野氏を追い出すのも無理はない。
だが、結果はといえば、同社は6月8日のIRで今野氏が代表取締役会長に就くと発表。そして昨日開催の定時株主で承認を得て、今野氏は正式に就任した。
いったい、これはどういうことなのか?