アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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[富士山塊盗水疑惑](連載3):送水管敷設の土地所有者が、ついに「ローソン」などを提訴

 4月28日、送水管を不法に敷かれたとする富士山塊、山梨県南都留郡西桂町の土地所有者が、これにより不当利得を得ているとして、この送水管を利用した盗水でもってミネラルウォーターを製造・販売しているという大手コンビニ「ローソン」(東京都品川区)、大手冷凍食品会社「テーブルマーク」(旧加ト吉。香川県観音寺市)など4法人を相手取り、総額3億円の損害賠償請求訴訟(不当利得返還請求)を提起したことがわかった(冒頭写真=訴状)。
原告はこれに先立ち、今回提訴した4法人に対し、今年2月17日、「催告書」を送り、同様3億円の支払いを求めていた。
それに対し、テーブルマークの現在、親会社にあたり、被告の1法人でもある「富士アクア」(山梨県西桂町)から約1か月後、支払い拒否の「回答書」が出されている。
同回答書によれば、このような不当な請求は業務妨害にあたること、送水管に止水弁設置をしたことについても断固たる法的対応をする(この詳細については以下に述べる)としている。
だが、同回答書には以下のようにも記しているように、原告の不法に送水管を敷かれたとの主張に対しては否定しておらず、また、損害を与えていることさえも否定はしていない。

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