6月16日、大島健伸元会長と共に逮捕された社員2名につき(冒頭写真=「日経」6月18日夕刊)、SFCGのOBの間ではかなりの同情論があるようだ。
徹底してワンマンだった大島元会長の下でやっていくには、完全なるイエスマンになる大半と、大島被告の信任を利用して私腹を肥やすごく少数の強かな者のどちらかしかまず存在できず、今回、逮捕されたジャスダック上場の投資会社「MAGねっとホールディングス」の元業務部長(30)、元業務部課長(35)は前者のイエスマンに過ぎなかったからだという。
「吉田は京大、守川は東大出ということで、頭が切れて主導したと刑事さんは思われているのかも知れないがとんでもない。機械の部品と同じで、大島にやれと言われたら何でもやるタイプでしたね」(現役時代、知り合いだった複数のOB)
一緒に逮捕された大島被告の息子、MAGねっとホールディングスの社長だった大島嘉仁被告(33)すら、絶えず父・健伸被告の顔色を覗い、おろおろした感じだったという様子を聞くと、そういう見方もわからないでもない。
もっとも、立件する上で、この2人の供述は必要不可欠だし、いい大人が、いくらオーナー命令だからと法律を犯していいわけがなく、逮捕は当然ではあるが……。
とはいえ、OBたちの間で、この2名が逮捕なら、こちらが逮捕されないのはおかしいという者が4名いるという。
その4名とは、誰なのか?