本紙既報のように、11月27日の臨時株主総会の前日に株価が一時、1円にまで急落、そして臨時株主総会は予定通り開催されたものの、27日当日に出たIRで、26日の取締役会で臨時株主総会の議題である「取締役3名選任の件」は撤回するとのお知らせが。臨時株主総会の議題はこの3名選任の件しかないのだから、ならば総会は中止すればいいのになぜか開催され、定足数を満たさなかったから審議に至らなかったとの追加IRが。(冒頭写真=サハの株価チャート)
しかし、その議題は撤回したのではないか? それなのに、なぜ定足数不足というのか? 撤回が本当なら、例え定足数を満たしていても審議しなかったのではないか?
ロシア産ダイヤモンド製造・販売「サハダイヤモンド」(9898。JQ。東京都墨田区)のこの間のIRは一貫性がなく意味不明。それに前日の株価の大暴落。いったい、なぜこんなドタバタ劇を演じることになったのか?
いずれにしろ、株価は半値ほどになったままで、以前からの業績の悪さ、それに仕手株となっており、決して高くはなかったとはいえサハの信用失墜ぶりは甚だしい。