アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「コーヒーで便秘改善」と未承認薬販売で元社長ら逮捕――夫はフィクサーにして森元首相スポンサー

 警視庁が12月2日までに健康食品販売会社「ディーセントワーク」(東京都中央区)の吉澤三代子元社長と元社員ら3名を旧薬事法違反(現医薬品医療機器法違反)容疑で逮捕したことがわかったとして、大手マスコミが一斉に報じたのはご存知の通り。
同社はネット通販で、コーヒーで腸を洗浄すれば便秘が改善すると謳い、コーヒーを主成分とする缶入り液体「カフェロン」などを販売。このカフェロンをぬるま湯で薄めた液体を専用バッグに入れ、先端にノズルを付けたチューブで肛門から腸内に浣腸する医薬品セット。5年間で約12億円ほどの利益があっという。ところがこの医薬品セット、未承認だったというもの。
 もっとも、当局の動きを察していたのか、吉澤容疑者、一緒に代表に就いていた長男、次男など一族は2年ほど前に代表を辞任。今年3月から「川本久雄」なる人物だけ1人役員に就いている。
これだけ見れば、近年においてはよくある健康ブームに便乗した怪しげな商売をやっていた輩の一群に過ぎないように思える。
しかし、この吉澤三代子容疑者、夫がただものではない。
本紙既報のように、夫はあの王将社長射殺事件絡みでもその名が出ていた。さらに、未だ2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の座に居座り老害をさらす森喜朗元首相のスポンサーでもあり、週刊誌ネタになったこともある。そして元指定暴力団組長でもあった人物なのだ。

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