12月12日、万年筆の老舗「セーラー万年筆」(7992。東証2部。東京都江東区)は、同日開催の取締役会で、中島義雄社長(冒頭写真)は取締役に、取締役兼上級執行役員管理部長の比佐泰氏が社長への異動を決議したとIRした。
ところが、翌日の「日経」に、中島氏は「社長解職の決議は無効で、速やかに法的措置を講じる」としているとの記事が掲載。
これを受け、セーラー万年筆は14日、異動の経緯をIR。それによれば、1年ほど前から私的な講演活動などに時間を割くことが多いこと、知人が仲介して来る新規事業を数多く手掛けるも成功したものがないことなどから、同社事業に専念し、得意先回りをすることを要請したが改善が見られないため解職したという。