広域暴力団「山口組」の有力2次団体・後藤組(本部・静岡県)の後藤忠政組長(65)が01年5月、米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)付属病院で肝臓移植手術を受けた裏事情につき、5月31日の「朝日新聞」が社会面で報じ、関係者の間でちょっとした話題になっている。
というのは、この記事、米紙「ロサンゼルス・タイムズ」(5月30日電子版=冒頭写真)を引用したものなのだが、当時、後藤氏は広域暴力団のボスということで米国入国を禁じられており、それにも拘わらず入国できたのは米連邦捜査局(FBI)が米国に進出しているわが国の暴力団に関して情報提供することと引き換えにビザ発注を手助けしたという内容だからだ。
つまり、有り体に言えば、「同業者の情報を売った」とも取れるからだ。
しかも、なぜ7年も前の移植に関していまなのか?
実はこの信ぴょう性、どうも怪しいのだ。