アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

背後に広域暴力団武闘派組織――当局も注目する都内ビル乗っ取り事件

今年9月、東京地裁に都内のあるビルの所有権移転を元に戻せとの民事訴訟が提起された。
 それだけ聞けば、よくある民事の争いと思われて当然だが、以下のような人物が登場するとなると関心が向く。
まず、被告の不動産会社Fだが、同社は指定暴力団山口組系有力組織の企業舎弟と一体の関係にある。
 それから、このF社が乗り込む前、S氏なる人物が登場。1億2000万円の根抵当権を同ビルに設定しているが、このS氏は7年ほど前に世を騒がせた偽たばこ事件で逮捕・服役していた御仁。
不良中国人とわが国の暴力団関係者などが結託し、中国の密造工場から「セブンスター」、「マイルドセブン」など約5万3000個を密輸入し、わが国で裁こうとしたもので、戦後の混乱期以来の大規模な偽たばこ事件ということで話題を呼んだ。
さらに、このビル乗っ取り事件に関与していた職業不詳のK氏は今年9月下旬、射殺されるという事件も起きている。犯人は別の暴力団関係者Aで、「金銭関係のもつれ」と自供している。
(写真上2点は北朝鮮産の偽たばこ。下は問題の都内ビル)

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