本紙で何度かその疑惑を報じて来た、楽天(証券)系不動産会社が取得した銀座のビルーー最近、この物件が瑕疵物件(完全買収になっていないこと)であることを裏づける資料が複数の関係者先にバラ撒かれていることが判明した。 TBSを始めとする大手マスコミのかなりが入手済みで、取材もかなり行っている模様だ。 冒頭に掲げたのはその一部、不動産会社O社(大阪府)とT社(東京都)の間で交じらされた「調停調書」コピー表紙である。 この「調書」の内容、要約すると、以前、同ビルの借地権を持っていたO社に対し、同ビルの土地所有権を持つT社は、もしM社(東京都港区。後述)がT社にこの譲渡の承諾を求めて来たら、O社が同意しない限りT社は承諾しないというもの。日付はご覧のように05年1月になっている。 だが、その後、その借地権はO社→M社→楽天系不動産会社K社(05年7月)に譲渡された。 したがって、この「調書」が意味するのは、この50億円近くを投じた売買は成立しない可能性があるということだ。瑕疵物件も何も、使用制限どころか、完全な事件物件だったようなのだ。 以前にも述べたように、取引相手のM社は企業舎弟(暴力団系企業)で、しかもO社を騙して借地権を取得したようなのだ。O社はすでにM社等を告訴しており、捜査中とも聞く。 いよいよ、楽天(証券)に関して暴力団スキャンダルが弾けるのは必至の情勢だ。…