日本相撲協会の理事長代行就任を巡り、外部の影響力をできるだけ排したい親方らと水面下で対立したものの、最近では「親方らの信頼を得ている」などと高評価の報道が目立つ村山弘義元東京高検検事長(=冒頭右写真左人物)。
もっとも、本紙は村山氏が過去、マザーズ上場1号「リキッドオーディオ・ジャパン」の監査役に天下っていた(冒頭左写真下記事参照のこと)過去を挙げ、その就任に疑問を呈した。
ヤメ検や警察OBは事件などを契機に「正常化」を名目に天下り、高額報酬だけ取るのが常。リキッドの場合も、直前に社長と暴力団との関係が噂され、就任直後には、その前社長が暴力団関係者と元役員を拉致監禁していたという前代未聞の事件が起きた。
しかし、同社は村山氏退任後、再生するどころか、その後も闇社会との関係が噂され、仕手筋銘柄として延命し続けた挙げ句、上場廃止になったからだ。
その指摘の際には触れなかったが、一部大手マスコミでも既報のように、その後、村山氏はやはり暴力団関係者が非弁活動をしていたことが発覚した、当時、まだ東証2部だった「スルガコーポレーション」(民事再生中)にも、社外監査役として約1年間天下っていた(冒頭左写真上=その登記簿)。その最中、同社は上場廃止になっている。