ゲーム専門店をFC中心に展開するジャスダック上場「NESTAGE」(大阪府吹田市)はこの8月2日に上場廃止に。そして8月12日には大阪地裁に民事再生法の申し立てを行った。
時価総額5億円以下の状態が9カ月以上続いた場合の上場廃止基準に抵触したため。負債総額は約15億円。
タイトルに“あの”と冠したのは、「トランスデジタル」事件で逮捕された人脈から融資を受けたり、同事件で事務所が強制捜索されたT弁護士が役員に就いたり(本紙と名誉毀損訴訟になるも和解・取り下げに)、大証2部「東邦グローバルアソシエイツ」との合併が画策されたり、親会社だった「ジェイオーグループホールディングス」(大証2部だったが09年7月上場廃止)から疑惑の融資を受けたりと、怪しい話題に事欠かない企業だったからだ。
それは今年2月、不動産現物出資による第3者割当増資で一旦は上場廃止の原因となった時価総額5億円の基準をクリアした手法に関してもいえる。
(写真=NESTAGEが運営していたTV専門FC店「TVパニック」と「Wanpaku」)