アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

産廃処理法違反で告発もーー「INAX事件」、なぜ問題会社の告訴を県警は積極的に受理、捜査したか!?

  本紙でも既報のように、「INAX事件」は告訴した法人としてのINAX自身が告訴を取り下げるという異例の展開となった。(なお、INAXにはなぜ告訴を取り下げたのか聞いたが、一切ノーコメントとのことだった)
INAXの顧問が告訴した件も処分保留となっているから、そうなるとINAX関係で名誉毀損事件として残っているのはINAXの上野緑工場(冒頭左写真。右は親会社「住生活グループ」の杉野正博社長。三重県伊賀市)の幹部社員妻に対する1件(起訴済)のみだ。
 それ以外では、上野緑工場に社員を派遣している地元企業=「金澤物流サービス」(横写真)のT部長と、金澤満彦社長親族に関する2件があるにはある。
だが、この金澤物流はともかく問題が多い会社。
昨年6月、同社のトラック運転手が中型免許を持たずにトラックを運転していて検挙されたことを契機に、中部陸運局が同社を巡回監査したところ、1カ月間で法定の4時間を超える連続運転9件などの違反が確認されたため、事業用トラック8台が5日間使用停止になったのもその1つ。
 その他にも、都市計画法、建築基準法に違反して倉庫を建てていたことが発覚。INAXはこの倉庫を借りていたが、この発覚で、契約を打ち切っている。
そして、そのことを告発したのは、今回名誉毀損で逮捕された1人、今田氏だった。
さらに、本紙はこの金澤物流が産業廃棄物処理違反をしているとして、三重県庁の担当部署につい最近、告発された事実も掴んでいる。
(上写真=金澤物流敷地内での野焼き。INAXのパレットを焼いていると思われ、そうなら完全な違反行為。最高刑は懲役5年)

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧