アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「グローバルアジアホールディングス」を牛耳っていた会社の正体(4)反旗を翻した子会社社長に対する恫喝か!?

 この連載の前回3回目(9月4日)との間の9月12日、ジャスダックに上場していた「グローバルアジアホールディングス」(旧プリンシバル・コーポレーション)は上場廃止になった。
しかし、警視庁組対3課が現在も捜査中ということで注目されるわけで、この連載のタイトルの一部を、これまでの「行方を担う」から、今回からは「牛耳っていた」に替え、お届けする。
そのグローバルを牛耳っていた会社が、コンサル会社「AKIINTERNATIONAL」(東京都千代田区)を指すことは本連載3回目で指摘した通り。
 そして、このAKI側が、グローバルアジア側ととても正価とはいえない額の契約を結び、計5600万円以上のカネを得ようとした(横写真=問題の契約書)ことに対し、グローバルの子会社社長が反旗を翻したところ、金銭不祥事を理由に解任されたことは連載2回目で述べた
今回、まず報じるのは、その反旗を翻したM氏に対し、今年6月、AKIのオーナー・高山聡志氏、AKI同様に高山氏がオーナーの「ファースト」(東京都千代田区)の高山慎司社長ら3個人が、貸金返還請求訴訟を起しているのだが、その和解の話し合いのあった9月15日、M氏は恫喝され、身の危険まで感じたという様子について。
もう1つは、9月25日、M氏がグローバルの社長・楊晶氏と交じらした電話での会話の内容。
楊氏は腐っても、ついこの間まで上場企業の社長だった人物。しかも、少なくとも表向きは会社の借りたカネ1000万円の内400万円をM氏に使い込まれたとして解任した人物。
ところが、同社IRでは解任したといいながら(今年6月のこと)、未だ解任登記さえしておらず登記上M氏は社長のままであることを自ら認めた(+M氏に解任通知も出していない)のみならず、実は1000万円は楊氏側こそがすべて使い込んだと責められ、さらにはAKIとの連携ぶりさえ指摘される有様。

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