昨2月22日、持ち帰り「小僧寿し」を展開する同社名「小僧寿し」(9973。JQ。東京都中央区)はIRを出し、「夢真ホールディングス」(2362。JQ。東京都文京区)の佐藤真吾代表取締役会長(冒頭写真)がファミリー企業「佐藤総合企画」(東京都中央区)で所有していた全株式(13・76%)を「東洋商事」(東京都品川区)に売却。筆頭株主の異動を明らかにした。
東洋商事は、焼肉「牛角」、釜飯店「とりでん」のFC展開などをしている「アスラポート・ダイニング」(3069。JQ。東京都港区)のグループ企業。
本紙既報のように、今回の売却先として、本紙で過去に何度も疑惑などを取り上げている問題ありとされる人物が背後に控えている先も買収に名乗りを上げていたことを思えば、まともなところに買い手が決まり何とも結構なこととも思える。
ところが、同じく買収を検討していた「GMA」(東京都新宿区)という合同会社は、こう告発する。
その前に、今回、東洋商事が買収した小僧寿しの株価は200円。買収額は約8億1864万円。これに対し、東洋商事が実際に買収した2月18日の小僧寿しの株価(終値)は81円。
要するに、東洋商事は時価の約2・5倍もの高値で買い取っている事実を頭に入れておいていただきたい。