アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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山口組が分裂(33)「正木組」への発砲事件ーー犯人はなぜ捕まったのか?

 大手マスコミ既報のように、昨2月23日午前、「神戸山口組」傘下の福井県敦賀市の「正木組」(正木年男組長)の本部事務所に5発の銃弾が打ち込まれた。正木組長は神戸山口組の総本部長を務め、正木組は有力傘下組織。
犯人は「山口組」傘下の「中西組」(大阪市中央区)傘下組織の組員・山本敏行容疑者(38)で、銃刀法違反(発砲)容疑で逮捕された。
だが、この事件、実に不可解との見方もある。
昨年8月、山口組が分裂し神戸山口組が誕生。抗争が懸念されたが、これまで小競り合いか、せいぜい車で突っ込むぐらい。当局の締め付けがひじょうに厳しい中、本格的な抗争はできず、今回の事件が分裂絡みのものであれば、初めて銃器を使った抗争事件が起きたことになる。
だが、それならなおさら、組織のダメージを少なくするため、徹底して実行犯は正体を隠すはずでは。ところが山本容疑者、朝のすでに人道りが多い午前9時台に犯行に及び、現場を歩いていたところを現行犯逮捕されている。これでは捕まえてくれといわんばかりではないか。
そんななか、関係者の間ではこんな見方も出ている。

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